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​二つの家と庭

 実家に隣接した郊外の広い敷地を最大限活かすため、親世帯の敷地を単なる隣地として扱うのをやめて、2つの土地を合わせた大きな敷地に2つの家と庭を配置する、という考え方で庭と家の位置関係をデザインしました。既存の親世帯の住宅と新しい子世帯の住宅、2つの住宅が、広い庭を共有しつつも、見合うことなく自然な独立性を保てるようにしています。 庭は、いろいろな楽しみ方ができるよう、緑豊かな庭と、道路側のハードコート、2つの性格を持たせています。リビングは緑の庭に面しており、庭の一部に屋根を掛けるイメージで、室内から庭を連続して感じられるようにしています。 ハードコートにも同様に屋根を架け、駐輪駐車場や、エントランスのベンチスペース、トレーニングスペースとしています。

二つの家と庭 実家と見合わず、庭を眺めることができるリビングの大開口
二つの家と庭 気積を抑えて空調負荷を減らしつつ、開放的な雰囲気を作る勾配天井
二つの家と庭 気積を抑えて空調負荷を減らしつつ、開放的な雰囲気を作る勾配天井
二つの家と庭 トレーニングにも使え、庭にも出ることができる玄関スペース
二つの家と庭 制作ランプシェード グラフックは関口彩
二つの家と庭 庭との連続感を作る窓際の内庭
二つの家と庭 実家と見合わず、庭を眺めることができるリビングの大開口

工事種別

用途

構造

​竣工

新築

個人住宅

木造

2019年

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